富士通は、システム開発での要件定義の課題を解決する新手法を「新要件定義手法」として確立。今後、同社が手がけるシステム開発への適用を開始し、2010年度末までに100件のプロジェクトに採用する。2010年度からは3億円以上のプロジェクトに社内ルールとして導入を義務づける。
◆2万件の中からシステム開発、保守実績を分析
ユーザーのビジネス要求をシステム機能に落とし込む工程となる要件定義は、システム開発の上流工程として最も重要なものとされている。富士通によると、その本質的な課題として次の3点が挙げられるという。
- 要件の目的や要件を決めるべき役割の曖昧さの排除
- 経営層、業務部門、情報システム部門における納得性の高い合意形成
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