Adobe社も、しっかりとARを視野に入れているようだ。
Adobe MAX 2009の記事より。
『最後に登壇したAdobe CTOのKevin Lynch氏は、
Flashの持つ3D技術の応用例として、Augmented Reality(
AR、拡張現実)を実現した2つの事例を紹介した。
Lynch氏がデモした1つ目の事例は、United States Postal Services(USPS)がPriority Mailサービスのサイト上で展開している「バーチャルボックスシミュレータ」だ。
これは、ユーザーが運んでもらいたい荷物に対して、どのサイズの「箱」が適切かをサイト上でシミュレートして見られるもの。同サイトからPDF形式でダウンロードできるマークをプリントアウトし、PCにつないだウェブカムに映すと、小包の箱が3Dで画面上に表示される。マークを回転させたり、傾けたりするとそれに合わせて画面上の箱も動くようになっている。送りたい荷物をどのサイズの箱で送るのが適切かをあらかじめ知るための実用アプリケーションということだが、実際に試してみると、現実の景色と3Dのオブジェクトが連動して動く体験自体が面白い。
そして、この技術を利用したもう1つの例として紹介されたのは、エンターテインメントと
ARとの融合だ。Lynch氏が「壊れたハートマーク」がプリントされた紙をウェブカムに掲げると、画面上の彼の手のひらに小さな部屋と人物が表れて動き出す。その人物が歌い出すと、同時に音楽が流れ始める。Lynch氏がマークを載せた手のひらを動かすと、それに合わせて部屋と人物も位置を変えていく……。
』
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http://japan.zdnet.com/news/devsys/story/0,2000056182,20401787-4,00.htm
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