映像を3D(3次元立体)で楽しめる、いわゆる立体テレビは、映像機器の永遠の理想といえるだろう。立体視の技術はNHK放送技術研究所(NHK技研)などが長年研究を重ね、2009年5月に開催された同研究所の技術公開では、立体視メガネなしで3Dに見える「インテグラル立体テレビ」が最新の研究成果として展示された。
こうしたメガネなしの3Dは究極の立体テレビと言えるが、実現までには多くの時間とブレイクスルーが必要とされる。実際には液晶シャッターや偏光フィルタ付きのメガネで左右の映像を見る立体視システムが現実的といえるだろう。
デジタル放送の分野では立体視メガネによる3D対応が試行されていて、BS11デジタルでは3D番組「3Dシアター」などを放送し、この放送が視聴できるテレビとして、ヒュンダイから3D対応液晶テレビ「E320S」「E465S」が発売されている。
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