日本の東京ビッグサイトで11月17日から3日間開催されている「デジタルマーケティングNEXT 2010」で、キャノン社がミックスド・リアリティ(Mixed Reality)が体験コーナーを出展している。実際に体験してみたので、簡単にレポート。
自動車の外観がブースのモニターに表示されている。しかし、この自動車は物理的に存在していない。
その場所には、車のシートに座りHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着した人だけ。そう、この自動車はをHMD装着している人だけに見えているのだ。実際に椅子に座って試してみたら、目の前には運転席から車内の様子が見るようになっている。まさしく自動車に乗った時の状態を体験することが出来る。
立ち上がると、自動車の外に出ることが出来るため、自動車本体の外観をぐるりと見ることが出来る。エンジンルームや、タイヤ周りも。これはすごい!
こちらは、有名なMRコピー機。操作パネルが付いた箱のような外観に、異なる複数のARマーカーが全体に貼られている。HMDを装着することで、完成品の外観を見ることができ、操作パネルを押すことで操作することも出来る。話には聞いていたが、本当にそこにコピー機が有るように見えた。右側の写真のディスプレーにHMDから覗いたときの様子が映し出される。
下記もMRをHMDで試している様子だ。上を向いたら会場の天井まで届く位の巨大な建造物が見えた(左側)。右側は、MRの技術を使用した未来的なCADだ。
未来を感じされるこの技術、まだ販売時期も価格も決まっていないとのことだった(残念)。しかし、この未来的な技術は、数年以内には工業分野やアミューズメント分野でどんどん実用化が進んでいることだろう。
本日(19日)は最終日。この機会に、会場に足を運んで体験してみては?
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