最近は、フリーペーパーやカタログにスマートフォンのカメラを向けると、動画を再生したりサイトへ誘導して情報を提供したり購入に結びつけるアプリケーションが増えている。
オットージャパンが配布するカタログ「Otto WOMEN(オットーウィメン) 2012年盛夏号」(部数:8万部発行とのこと)でも「オートー・インフォリーダー」というスマートフォン向けアプリ(2012年6月23日時点ではAndroid向けのみ公開)をリリースしていたので、カタログを取り寄せて実際に試してみた。
人間の目で識別できないデジタルコードを埋め込む電子透かし技術を活用して印刷物と連動したデジタルコンテンツをスマートフォン向けに配信するDNPのサービス『QUEMA(キューマ)(QUick and Easy Media Access)』が採用されているとのことだ。
残念ながら手元にAndroidが無いため実行出来ないと思っていたら、
サイトにiPhoneでの利用方法が記載してあった...「iPhone/iPad2ご利用の方:現在アプリ申請中につき、App Storeにて「キューマ」で検索ください」
まず、カタログを用意 (表表紙/裏表紙)
アプリ、キューマを起動してコード読み取りボタンをタップ(この前に任意でプロフィール情報のデータを求められたが、キャンセルして実行)
Ottoアイコンが印刷されているページを認識するという記載がされていたため、まず表表紙にかざしてみたが認識しないため、裏表紙にカメラをかざした。すると「Serverに検出情報を送信するか?」というメッセージが表示された。システム開発に関わっている人なら、まあ分からないでもない説明だけど一般の女性の読者はどう感じるだろうか?私は1回目は「検出情報」という言葉を見た瞬間に「キャンセル」してしまった。
もう一度トライして、今後はOKをタップしてみた。するとWebサイトへ遷移。ここからは普通のスマートフォン向けに作成されたWebサイトとなり、アプリケーションへ戻ることは出来なかった。もう一度試したいと思ったら、この画面を終了させて再度キューマアプリケーションを起動する必要があるようだ。
使ってみた感想
1、今回はカタログの表表紙と裏表紙だけであったが、全ページに有ると良いと感じた。
2、かざす度にアプリケーションからブラウザへ機能が切り替わるため、対象ページが増えた場合は不便。
3、表表紙がなかなか認識されず何度か試してようやく認識した。認識精度が不安定のように感じた。
※現在申請中の正式なiPhoeアプリケーションでは改善されていることに期待!
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