業務を支援するデータベースと連携したARシステムがリリースされた。上下水道インフラ管理サービス「Smart Field Service」。ARマーカーを設備に貼ることで誰でも管理が出来るようにした。
データを検索するだけであればQRCodeでも良さそうな気もするが、
富士通のサイトによると「現場で使える認識精度を実現 ARマーカー画像を認識することで、モノや位置の特定を行います。 誤り訂正機能を持った、富士通独自のARマーカーを(特許出願済)採用することにより、IDや照度・距離・手ぶれに強く、野外や暗所などの現場においても、業務での使用に耐えうる認識精度を実現します。」とのことだから、あらゆる場面で業務を支援出来ることを目的として独自にARマーカーを設計し実装したようだ。業務でのAR利用は今後も増えていくことだろう。
「Smart Field Service(SFS)」とは、ARマーカーを装置に貼付し場所と装置を関連付け、設備の納入業者ごとに管理されていた上下水道施設に関するマニュアルや整備履歴など、日常の点検内容から非常時の対応などのあらゆる情報や作業員のノウハウを、クラウド上に蓄積し情報共有を図ることで、作業員の経験に依存することなく設備管理が可能となるサービスです。
例えば、水道施設の点検の際、作業員がスマートフォンやタブレットで装置のARマーカーをかざすと、前回の整備状況の情報が画面に表示され、作業後にはその場で整備結果の入力が可能になります。このように、水道施設に関する情報が一元管理され、見える化されることで、点検・整備作業の効率化、更新コストの削減ができます。また、作業員がタブレットをかざすだけで該当マニュアル、過去履歴や作業ノウハウを参照できるため、設備管理の技術力の伝承が可能となります。
「Smart Field Service(SFS)」には、富士通のAR統合製品「FUJITSU Software Interstage AR Processing Server(インターステージ エーアール プロセッシングサーバ、以下、Interstage AR Processing Server)」を導入しています。「Interstage AR Processing Server」は、クラウド上に蓄積された情報や基幹システムの情報と連携し、点検現場でそれらのデータ活用を実現します。また、照度・距離・手ぶれに強い富士通独自のARマーカー(特許出願済)により、屋内外の厳しい明度条件を問わず、離れた距離でも0.1秒未満で高速に認識でき、点検現場における作業の効率化を実現しています。
(via
http://www.metawater.co.jp/news/2013/1016_1.html) PR