歴史と空間を継承したこの場で、過去、現在、未来へと、人々とつながり続ける想いを込めて、人々の時とともに咲き続ける花の作品です。 平面的だとされる伝統的な日本の美術には、西洋の遠近法とは違った、空間の論理構造があると、チームラボは、考えています。(via http://www.team-lab.net/all/artlist/time_blossoming_flowers.html)
本作品はその考え(私たちは、それを「超主観空間」と呼んでいます)の基、仮想の3次元空間上で立体的に構築した世界を、チームラボが考える日本の伝統的な空間認識の論理構造によって、日本美術的な平面にしています。
そして、本作品は、プログラムによってリアルタイムに描き続けています。 花は、1時間をかけ、咲き渡る量が、だんだんと増えていき、1時間たつ度(それぞれの時間の0分の時)に、咲き渡った花は、一斉に散り花吹雪となります。 作品の世界は、日々のこの場所の日の出と日の入りと連動し、日の出とともに明るくなり、日の入りが近づくと夕焼けになり、そして、夜が深くなるにつれ、暗くなっていきます。 そして、この場所の移り変わる季節に合わせて、咲いていく花々も、日本のその季節の花々へと刻々と変わっていきます。