世界を2つの勢力に分けて、現実世界との関連をしながら進行する代替現実ゲーミング(ARG=Alternate Reality Gaming)の「Ingress(イングレス)」。INGRESSは、位置情報サービスを使いながら現実世界を動きまわり、仮想世界で陣取り合戦を繰り広げるというもの。世界の各所から漏れ出した未知のエネルギーをめぐって、プレイヤーが2つの勢力に分かれて陣地を奪い合う。占拠するには、ゲーム内で「ポータル」に設定された、現実世界の建物や銅像などに実際に足を運ぶことが必要となる。ゲームに参加することで街の中の散策を促す効果もある。
この Ingress 、ようやくiOS版がリリースされる。現実の世界といっても現実空間がスマートフォン上に出現するわけではない。リアルな世界の地形は踏襲しながらも、現時点では実世界との連動はまだあやふやのようだ。また、このゲームは現実の人同士が仲間であったり敵であったりするゲームだが、果たしてそのものがどのようなメリットを人々に提供するのか?Googleはこのプラットフォームを使用した広告ビジネスや仮想アイテム販売が目的なのであろうか?iOS版が公開されるにあたり、このあたりが明確になってくるのかもしれない。
ゲームに参加するとNiantic Project Operationsから世界での攻防の状況がメールで送られてくるという。iOS版アプリのリリースは7月11日のメールで「ポータルウイルスからポータルを防御するための世界的な運動“Helios”の一環として、iOS版のIngress Scannerが登場した」と説明されている。Ingressでは、7月26日~9月27日に世界の30都市(日本は含まれない)でHelios運動を開催する計画とのことだ。
まずは参加して、その世界を感じてみることが必要だろう。
(via http://news.mmosite.com/content/2014-07-16/googles_augmented_reality_game_ingress_finally_launches_on_ios.shtml)
(article http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1407/14/news155.html)
(article by CNET )