PTCジャパン株式会社は、2016年8月18日に、世界的に有名な
拡張現実(AR)開発プラットフォームを提供している企業だ。筆者が在籍している
ナレッジワークス株式会社では、
Vuforiaが
Qualcommの時代から
Preferred Developer (プリフェアード・デベロッパー)となっている。
このVuforiaの、新バージョン「
Vuforia™ 6」のリリースが米PTCで行われたことが発表された。
Vuforia 6では6月に
LiveWorxで公開した
AR体験を実現するカスタマイズ可能なビジュアルコードで、任意の製品や対象物に配置可能
なVuMark™ が導入されている。
また、
Vuforia 6は
Microsoft HoloLensとWindows 10タブレットに対応しており、スマートフォン以外での利用も可能となる。これにより、拡張現実はエンターテインメント分野だけではなく、ビジネス利用がよりいっそう進むことになるだろう。
VuforiaはAR開発において、世界で最も幅広く利用されているプラットフォーム。主要スマートフォン、タブレット端末、スマートグラスに対応する3万を超えるVuforiaベースのアプリケーションがApp StoreやGoogle Playで公開されており、これらのアプリは2億7,500万回以上ダウンロードされている。また、
Vuforiaは25万人以上の開発者が登録しているコミュニティをサポートしており、現在3万以上の開発プロジェクトが進行中とのこと。
■新機能について
VuMark
デカールを貼付したり、製造工程で自動的に印刷したりすることで、任意の製品や機械に貼付することができるかつカスタマイズ可能なビジュアルコードです。これにより、ユーザーに対して、組み立て、使用、修理、検査などの手順をAR体験として視覚的に示すことができるようになる。
Universal Windows Platform (UWP)対応
Microsoft Build 2016(https://build.microsoft.com/)で発表された通り、Vuforia EngineがUniversal Windows Platform (UWP)に対応したことで、Unityを利用する開発者は既存のVuforiaプロジェクトをHoloLensや、Surface Pro 4、Surface Book等のタブレットに対応させることが可能。
<関連情報>
- Vuforia Developer Portal
- Vuforia Studio Enterprise
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