スマートフォン向け、PC向けにAREngineを提供していた株式会社コンセプトが、シャープ株式会社の端末提供・技術協力を受け、AR(拡張現実感)を株式会社NTT ドコモ端末上のi アプリで実現するためのAR エンジンを開発したとのことだ。
従来、AR といえば、iPhone・Android をはじめとするスマートフォンで動作するものが多く、ドコモのフィーチャーフォンと呼ばれる一般的な携帯電話では、リアルタイムで動作するヴィジョンベースのAR を実現することが出来なかった。
AR に対する認知度は急激に高まりつつあるものの、AR を体験できる端末が限定されていたため、AR を利用した事業サービスやコマース、プロモーションというのはまだ一般的に普及しているとは言い難い状況にあった。しかしながら、i アプリ向けのAR エンジンである『Qoncept AR Engine for i アプリ』を利用することで、より多くの携帯端末の利用者に、ARという新しい体験を提供することが出来るようになる。
『Qoncept AR Engine for i アプリ』は、マーカー型・マーカーレス型のいわゆるヴィジョンベースのARに対応しているほか、GPS などのセンサベースAR にも対応しているとのこと。今後の展開が楽しみだ。
プレスリリース 2010-9-30
http://qoncept.jp/pdf/press20100930.pdf
コンセプト公式サイト
http://qoncept.jp/