12/25の CNET Japan Marketersに、『企業のエンタメコンテンツに「AR(拡張現実)」本格活用の兆し」 』 という記事が....ARの普及を数年以上前から始めてきた自分としては、とても嬉しいところ。しかし、この内容はちょっと違うんじゃないかなぁという箇所もある。多少補足したい。
ARの活用は、今やそれほど珍しい技術や取り組みではないだろう。普通に利用される技術となり、重要なのは企画やコンテンツの良し悪しが評価されるようになりつつある。
<1点目>
『これまでARは「商品などの“説明”」に活用されるケースが多かった』について
→確かにIKEAの家具配置や動画で説明を見るようなものが多かったが、それは2年以上前の話。1年以上前から、エンターテーメント向けのARは既に多数リリースされている。特に新しい話でもないだろう。
<2点目>
『この企画の大きな特徴は、同一のARマーカーであっても、時期によって楽しめるコンテンツが変化すること。』については、目新しい手法でもない。ARコンテンツの切り替えは、コンテンツを保存するサーバ側でコントロールするすることができることが多い。
→毎日新聞や、日刊スポーツなどのARでは、同じ新聞の題字やロゴに対して、毎日表示するARコンテンツを変える運用を行なっていた。また、日本クラフトフーズでは、長持ちするガムで有名なストライドのプロモーションでは、同じ商品のパッケージにスマートフォンのカメラをかざすことで、2012年の「クリスマス」「正月」「正月明け」という3段階でARコンテンツが変化するというユニークな企画を実施している。
日本郵便が初めてAR機能の付いた年賀はがきを発売したことは、一般の人々に対する認知度が高くなり、市場も活発になり、より広まるきっかけになるのだからとても良いことだと思う。また、SONYが長い間研究してきたSmartARが、ようやく本格的に利用され始めるようだ。優れたSONYの認識技術とトラッキング技術に期待したい。
(via
http://japan.cnet.com/marketers/news/35058351/)
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年賀はがきから実写3D映像が飛び出す
ライブアクションAR 技術が2015(平成27)年用年賀葉書ARアプリに採用
~ スマートフォン向けARアプリ作成サービスの外販を開始 ~
(SONY
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201408/14-0827/)
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